神山裕右 著 「カタコンベ」
- 2014/09/24
- 23:50
第49回江戸川乱歩賞受賞作の次は、第50回江戸川乱歩賞受賞作!
神山裕右 著 「カタコンベ」


第49回の後に第50回、というのは、狙ったわけではなく単なる偶然です(^^ゞ
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5年前、自らのミスによりバディ(相棒)を失ったケイブダイバー(洞窟潜水士ってことかな?)「東馬亮」。
痛恨の事故現場にほど近い位置に発見された未踏の洞窟の調査に、
バディの遺体が流れ着いていないか、との思いから参加します。
その調査の際、第1アタック班が潜入したところで天候が崩れ、落盤事故が発生。
状況が悪いためレスキュー隊も救助に向かうことが出来ません。
それをあざ笑うかのように天候はますます悪化。
5時間後には洞窟そのものが水没してしまうため、生還は絶望的な状況に。
そんななか、東馬亮は第1アタック班のメンバー表に、亡くしたバディの娘の名前を発見します。
命に変えても救出することを決意し、レスキュー隊とは別のルートから潜入する東馬亮。
果たして5時間以内に第1アタック班に合流し、彼らを救助することは出来るのか!?
一方、第1アタック班には、ある目的を持って拳銃を持ち込んでいるメンバーが・・・
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ついこの間読んだ「真保裕一 著 『ホワイトアウト』」にも似たストーリーの本書。
大きく違うのは「ホワイトアウト」での敵は『雪』だったのに対し、
本書での敵は 『暗闇』・・・奇しくも「白」と「黒」の対比です(^^ゞ
アマゾンでの評価
を見ると酷評が多い本書ですが、ワタシは大いに楽しめました\(^o^)/
特に三人称で客観的に語られる文体でありながら、たまに視点が変わって、ストーリー展開上重要だと思われる要素が、どう重要なのか分からないままに挿入される、というスタイルは、斬新でした。
そういった文体を他で見たことがあるような気もしないではないですが、
「ハラハラ・ドキドキ」させられちゃいました!
巻末の解説を読んで更にビックリさせられたのは、
この作家さんは江戸川乱歩賞を受賞したときで若干24歳!
その若さで、このようなドッシリした小説をお書きになったとは!!
やはり「天賦の才」って、あるんですねぇ~(゜o゜;
凡人(以下?)のワタクシは、驚き入るばかりでございます・・・
神山裕右 著 「カタコンベ」
第49回の後に第50回、というのは、狙ったわけではなく単なる偶然です(^^ゞ
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5年前、自らのミスによりバディ(相棒)を失ったケイブダイバー(洞窟潜水士ってことかな?)「東馬亮」。
痛恨の事故現場にほど近い位置に発見された未踏の洞窟の調査に、
バディの遺体が流れ着いていないか、との思いから参加します。
その調査の際、第1アタック班が潜入したところで天候が崩れ、落盤事故が発生。
状況が悪いためレスキュー隊も救助に向かうことが出来ません。
それをあざ笑うかのように天候はますます悪化。
5時間後には洞窟そのものが水没してしまうため、生還は絶望的な状況に。
そんななか、東馬亮は第1アタック班のメンバー表に、亡くしたバディの娘の名前を発見します。
命に変えても救出することを決意し、レスキュー隊とは別のルートから潜入する東馬亮。
果たして5時間以内に第1アタック班に合流し、彼らを救助することは出来るのか!?
一方、第1アタック班には、ある目的を持って拳銃を持ち込んでいるメンバーが・・・
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ついこの間読んだ「真保裕一 著 『ホワイトアウト』」にも似たストーリーの本書。
大きく違うのは「ホワイトアウト」での敵は『雪』だったのに対し、
本書での敵は 『暗闇』・・・奇しくも「白」と「黒」の対比です(^^ゞ
アマゾンでの評価
特に三人称で客観的に語られる文体でありながら、たまに視点が変わって、ストーリー展開上重要だと思われる要素が、どう重要なのか分からないままに挿入される、というスタイルは、斬新でした。
そういった文体を他で見たことがあるような気もしないではないですが、
「ハラハラ・ドキドキ」させられちゃいました!
巻末の解説を読んで更にビックリさせられたのは、
この作家さんは江戸川乱歩賞を受賞したときで若干24歳!
その若さで、このようなドッシリした小説をお書きになったとは!!
やはり「天賦の才」って、あるんですねぇ~(゜o゜;
凡人(以下?)のワタクシは、驚き入るばかりでございます・・・
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